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ソロ

これに賭けてた!

まだダンスと出会ったばかりの頃は1人で踊ることの重大さがあまり分かっていなかったように思える。とりあえず上手い人のやることで、との事くらいで・・・・。

だがこれがダンスを少し分かってくるとまた事が変わってくる。自分が上手いか下手かは全く考えずに1人で踊りたいと思うときが来る。いや十分1人で上手く踊れると思いこんでいるかのように!でもこれは必要な事だと思う。これくらいのパワーが無いと先に進めないこともこの先いやと言うほど出てくるからだ。

考えようには1人の方のが楽な場合がある、比べる物が無いからだ。自分がこれが良いと思って踊ればそれが正解!な事だけだが見ている人がどうかだけだ!私が思うに1人で踊るには2つの考えが有るのではと思う、一つは自分のこれを見てもらう。もう一つはこの自分を見てもらうでは無いだろうか。ちょっと難しいですが、前者は自分の思うままを表現した踊り。後者は今までこれに賭けてきたものを踊る。簡単に言うと自由気ままに踊るか極めた物を踊るかだ。私はいつしか後者の方向へ進むようになっていた。だがこれにはもの凄く難関がいくつもあり世の中には想像を遙かに越えるダンサーはゴロゴロ居たことだ!よく言う小さい頃から○○を習っていてと言うのに比べて圧倒的に出だしが遅い私だけに近道をしよう!この言葉に勇気つけられて進んだ!と言っても練習あるのみだけだった。やはり特別な先生に習うのでもないため自分自身行き詰まることも何度もあった。そんなときはフラッと見知らぬ街へ行き練習したり、そういろんな有名なダンサーには個人レッスンをしてもらいました!レッスンするたびにドキドキものでした。今ではその引き出しが凄く役に立っています。結構自分の体に金は使っています。目に見えない価値観ですがいざ大舞台に1人椅子に座りソロを踊る!これが全てを語ってくれると思います。そこにたどり着くまでは何度も格好悪い失敗は有りました。すぐ観客に飲まれてしまいます!目が客席を見れないことばかりでした。観客の目が怖いと言いますがよく分かります。全ては場を経験するで答えは分かりました。今は観客を飲みます!この自信がもてる自分が嬉しい!

◆フィナーレの前の大詰めナンバーが終わる。特効と同時に照明が落ち幕が閉まる。

大役のつなぎの場面!

暗天の中、幕センターより椅子が出る。それに座る。メガネを取り手袋を外しポケットに入れる。足を組み両手を膝にかけ頭を少し下に下ろす。

これが本当の打ち合わせ。

ここが良いところ!そうは問屋が下ろしませんでした。

足を組む所の少し前でピンが私を指しました!次の瞬間全く違うリアクションのスタートです。

おもしろい!凄い場面を私にくれた!と最大のチャンスをもらいました。

時間にすると3分弱!25年のダンス人生!ここに集結!そんな感じがした!

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観客

噂はホント?

単一種目での作品は非常に難しい。通常お芝居では台詞あり、踊りあり、歌ありといろいろあるが台詞も歌も無く雰囲気だけで観客にわからせようとする。では何を伝え分からせるのか?

そんな中ジャズダンスの公演では単一種目の内容で一般的に普通に行われている!時には他の種目のダンスも取り入れられているモノのポイント的であまりインパクトはない。とりあえずダンススタジオなのでこの種目もやっておかないと生徒の確保にプラスにならないとしか私には見えないくらいだ。今私がやろうとしている種目のダンスは一般的にはおつまみ程度しか扱われないのが現状!ダンス人口的にも30分の1程度では無いだろうか?全く寂しいところだが人が沢山やっているから良いのではなく私はこのダンスに魅せられた!ただそれだけなので。だからプログラム全編がこの種目一種でもなんら不思議には思わない!むしろこれでなければイヤだ!とまでも思うくらいだ。私も今まで数えられないくらい多数の舞台に出演してきたが本当におつまみ扱いでしかなかった。そのエネルギーがどうやら今回で爆発したようだ!開演までの長い間、多方面からは間延びするのでは?とか内容的にあきるのでは?と助言はかなり有った。よほどいつもこの種目のつまらないモノばかり見ているのだなと思えてしまう。まったくいつからこの種目はこんな扱いになったのか?悲しいほどだ!だったら逆の扱いの舞台にするだけだ!

★緞帳がゆっくり顔の前を上がっていく!

足下から、太股、腰あたり、胸と順番に観客の暑い熱気と期待の波動が前進に突き刺さる!

その瞬間完全にダンサーの世界の自分に変身してしまった!

高まっていた全身の波も徐々に静かになりこの空間の中に入り込めた!

よし!これからは全てのエネルギー放出だ!と共に止められない緊張感も同時にやってきた!次の瞬間、劇場最上部より自分目がけてピンライトが当たった!目の前が真っ白になり一瞬振りが忘れてしまうくらいだ!全ての観客の目が集中している。上手く踊らなければ!特殊な力に包まれて無心に踊った!このとき初めて魔法のダンスを踊ることが出来た!

この魔法のダンスを見てほしい!この魔法のダンスだけを見てほしい!決して飽きさせない軽やかで綺麗な音を出す踊りで!しばらくの間観客を魔法にかけよう夢の世界で。

前見たときは客席で観客、だが今回は舞台でダンサーとして・・・。本当の自分を見てほしい!次から次へとナンバーが進む、セット、照明も転換が激しい、全ての大道具がダンサーに味方している!劇場中を丸飲みするこのダンス! まさに魔法のダンスでは無いだろうか、と満足している。                                                     

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